ホタルコイ

2010.07.03(Sat)

『日々の暮らし』 Comment(0)Trackback(0)
一昨日の夜、我が家の田んぼの上を
チカチカと点滅する1つの灯りが動きまわっていました。
今年もホタルの季節がやってきたことを知り、
私の心は躍りました。


ホタルを見るといつも
思い出す光景があります。

3年前、ちょうど今頃ネパールを旅していました。
トラックの荷台で揺られながら田舎道を走っていた時のこと。
夕闇がせまり、辺りはじんわりと暗くなってきました。
道に向かって大きく開いた家の中が
よく見えていました。
人々は小さな家の中の、たったひとつある裸電球の下で
寝る支度をしたり、
食後の家族団らんをしていたり。
それぞれの時間をすごしていました。

そんな平和な様子をボーっと見ていると、
キラキラと装飾のような光がたくさん眼に入ってきました。
道の両側は川に向かってゆるやかな棚田になっています。
その上を星の数より沢山のホタルがゆきかっていたのです。


ため息の出るような美しい風景にしばし見とれていると、
ほとんど闇に包まれた道の脇で、
2人の民族衣装を着た女性が、
ホタルを眺めていました。
そのシルエットが夜になる寸前の赤紫色の空に映し出されていたのですが、
それを見たとたんに私は、
息をするのが苦しくなるほどに、
胸が締め付けられるような切ない気持ちになって
涙が出そうになりました。
たぶんこの時感じていたのが『郷愁』という感情なのではないかと思っています。

今まで本物の『郷愁』を感じたことがあるとしたら、
この時だた1回だけです。

今住んでいるのは
まさにネパールを思い起こさせる
棚田の広がる山村です。
今年もあと10日くらいは我が家の田んぼの上を
ホタルが舞うでしょう。

近所のおじさんたちの話によると、
この山村も昔は、
ホタルが乱舞していたのだそうです。
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Author:okisaya19771123
山梨の山村に住み、田畑に取組みながら竹のカトラリーを作っています。
※只今育児中につき、制作はお休みしています。
再開の目標は2018年4月。

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