粉まみれのワケ

2014.07.05(Sat)

『竹のカトラリーの紹介』 Comment-Trackback-
自分の仕事が『何か』を説明する時、
竹でスプーンとかお箸、しゃもじなどを作っています。
と言うことが多い。
そして、『どんなか』を説明する時、
毎日粉まみれになってやっています。
という言い方をすることが多い。
実際、本当に粉だらけ。
家の中も、掃除してもすぐジョリジョリしてきてしまう。


DSC_0831_convert_20140705062209.jpg


出来上がった物だけを見るとわからない、
ものの向こう側にある風景。
そんなことを、竹の仕事をするようになって
いちいち想像するようになった。



手仕事の話だけではない。
信じられないような高いビルだって
この写真を撮ったカメラだって、
大好きなアデムク亭のパンだって
何でもそうだ。






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フォークのこと。

2013.12.15(Sun)

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以前に『発展途上』という題名で書きましたが、
フォークは色々な意味で難しいカトラリーです。

正直なところは、
丈夫さを求めるのであれば、金属の素材が一番適している、
としか私には言えず。。。

これまで
『食べやすくて見た目もすっきりしたフォーク』
を目指して取り組んできました。
最近、やっと形が安定してきたので、
もうあまり変わることもなさそうです。
くしの部分は、荒削りだけ機械の力を借りる他は
ほぼ全て手作業で仕上げています。
むしろ、1ミリの差がかなり影響するので
この厚みと細さは手作業でしかできないとも言えます。

今まで、色々な機会にフォークを販売させていただきましたが、
去年の秋くらいから、ほぼ今の形になっています。
それまでご購入いただいて使って下さっている方は、
厚ぼったかったり大きすぎて食べにくいのではと、
とても気になっています。

その時々で、自分が一番いいと思った形にしてきたつもりなのですが。
という言い訳を前提にして、
恥をしのんで(!)
フォークの変遷を写真に納めてみました。


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一番左は最初に作ったフォークなのですが、
これをフォークだと思って作った過去の自分を疑います(笑)

右から2番目は去年の春。
一番右は今の形です。
(長さ19.5センチ、幅2.7センチ)

それぞれ厚みもだんだん薄くなってきて、
パスタを巻いて食べても大きな口を開ける必要はなくなりました。

華奢にしたくてかなり薄く作った事もありますが、
丈夫さも大切なので、ある程度の厚みは残しつつ、
口に入るところはなるべく細くしています。

微調整がうまくできなくて時間ばかりかかって
一番失敗の多いフォークでしたが、
この頃はだいぶこつをつかんで苦戦することもなくなってきました。



不器用な私がカトラリーづくりを生業としているのはいつも不思議です。
どのカトラリーでも、デザインがやっと落ち着いた時に思うのは、
『私が数年かかって苦心してきたこの作業、
器用な人が作ったら数日できっと同じようにできるはずだよなぁ』と。

日々、外からの刺激も大切にしながら、
作り続けていきます。


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作業台

2013.07.31(Wed)

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竹でカトラリーを作りはじめて、
8年近く経とうとしています。

その間、お世話になっていた作業台は
ホームセンターで買ったもの。
安いだけあり、天板はすぐにぼろぼろになり、これが2代目。
6年間活躍してくれました。

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見ての通り、とても軽い台なので、
力を使う作ときには揺れるどころか動いてしまうため、
左足で台のバー踏んで抑えながらすごい格好で作業していました。

もちろん、その様子をみた何人かの人からは、
この作業台は私の作業にはあまり適してないということを指摘されて
色々とアドバイスももらったのですが、
新しいものを取り入れるのが下手なので、
なかなか作業台を改善できずにそのままがんばっていました。

さすがにこの所、ひとつひとつの作業からもう少し無駄を省きたいと思い始め、
一番作業時間に影響していたと思われる作業台のことを考えました。
というわけで思いきって新しい作業台を作ってもらいました。

お願いしたのは、
いつも刃物や、刃物の柄の交換、
さらにはイベント出展の時に使うディスプレイの脚を
つくっていただいている鍛冶屋の上田さん

フルオーダーで何かを作ってもらう機会はほとんどないので、
制作途中も何回か工房に足を運んで様子を見たり、
要望を伝えたり、確認したりと、話合いながら作ってもらいました。



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最初に作業台が来たときはこんな感じでした。
脚の部分など、鉄に漆をやきつけて塗装にしています。
この後万力を取り付けて、ぐらぐらしないようにアジャスターを調整してもらいました。



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引き出しと取手も上田さんが作ってくれました。
天板や引き出しの板に使ったのは、
以前に壊される家からもらってきた厚い大きな一枚板です。
ケヤキだと聞いていたのですが、
見た目はぼろぼろだった板を挽いてもらったらサクラでした。
木目がやさしい雰囲気です。



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刃物類をまとめて収納。
使ったのは樫の木。
木目が美しくて、ここに使うのがもったいないくらい。



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上田さんの提案で作ってもらった道具掛け。
S字フックは、バーに掛けるところが平らにたたいてあるので、
ぐらぐらしないようになっています。
使いやすいです。
ぶら下がっている木の棒は、ナタやノミをたたくための大切な道具。樫の木です。
右側の小さなしゅろ箒ですが、以前からしゅろの皮を剥いて取っておいたのを、
作業台の新調にあわせて箒にしてみました。
素人が作ったものではありますが、なかなかよい働きをする箒です。



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お仕事する時はこんな感じです。
今までなぜ作ってもらわなかったのだろう!
安定感があって、
よけいな力を使わずにすんでいます。

これからずっとこの作業台を使い込んでいくと、
今とはまた違っていい味がでてくるのだろうと思います。

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気になる。

2013.04.13(Sat)

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日々、竹でカトラリーを量産している私ですが、
沢山あるカトラリーの中でも、
気になる”子”というのがいたりします。

この2本のカトラリーはその典型なので、
写真を撮っておきました。
先月のつじどうやさんでの一枚。

気になる

なぜ気になるのかというと、
見ての通り、数があまり作れない「節が沢山あるタイプ」だからです。
そしてこの用途が微妙な危うさ(笑)

参考までに。
短い方は約18cmくらいの長さに対して、
すくう部分が大きくてお食事にはちょっと大きすぎます。
長い方は、約22cmで、柄のボリュームにしてはすくう部分が
サーバーにするほどには大きくないのです。

できの悪い子ほどかわいい
なんていうことをたまに聞きますが、
このカトラリーはまさにそのできが悪くてかわいい子たち。

どうか、この愛嬌を売りに、どこかへお嫁にいってくれますように。。。
と願うばかり。

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万能フォーク(仮名)

2012.07.27(Fri)

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万能フォーク1


依頼を受けて
こんなフォークを作ってみました。
長さは約16cm
幅は約2cm
依頼は、
お皿と金属のあたる音がどうしても我慢できない娘さんのために
ということでした。


万能フォーク2

万能フォークと名付けてみました。

というのも、
いつものフォークは
『切る』
という役割を果たすことが出来ず、
気になっていました。
ここが金属との大きな違いなのですが、
薄くしたり細くするのには限界があって、
折れないようにするために
どうしてもフォークの一本ずつが太くなってしまうのです。


左側のスプーンが欠けたようなところは、
はじっこにかけて薄くしているので、
この部分で『切る』ことができます。

依頼を受けた方からは、切るところ(左側)がまっすぐでなければ
使いにくいとのことで、これから作り直します。
確かに。。。

そうするとちょっとデザインが難しそうですが、やってみます。



万能と呼びたいのは、
このフォークだとデザートのケーキにも、小さな子のパスタ(食事)にも
対応できそうだと思ったからです。

くし状の右側を一本にした、デザートに活躍できそうなタイプもこれから作ってみます。

こんな風に、皆さんからのリクエストで新しいものが生まれています。
必要とされて作る嬉しさ。

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▼ プロフィール

okisaya19771123

Author:okisaya19771123
山梨の山村に住み、田畑に取組みながら竹のカトラリーを作っています。
※只今育児中につき、制作はお休みしています。
再開の目標は2018年4月。

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